平成14年度第1回市議会定例会は
3月1日から22日までの22日間の会期で開かれました.

尾関市議の一般質問と答弁の要旨を掲載いたします.

2002.05/22

住民の健康を守るのは自治体の責務|安心して預けられる保育所,保育園を
在宅高齢者への支援強化をすすめよ|こどもたちにゆたかな成長と生活を|競馬場の廃止について


住民の健康を守るのは自治体の責務

 いま、小泉改革で国民健康保険制度は危機にあります。国民すべてに3割負担を、高齢.者の窓口負担を増やすなどによって、病院にいけない、保険料が払えないなど国民の健康に責任を持たない政策が進められています。ヨーロッパでは、公的保険は基本的には無料です。すべての国民に医療を受ける権利を保障すべきです。高すぎる薬価の引き下げ、早期発見・早期治療による医療費の低減が求められています。

おぜき市議:資格証、短期保険証の発行件数、滞納所帯、滞納額はどれくらいか。資格証、短期保険証の発行を抑制すべきではないか。

市当局:資格証発行878件,短期保険証1,555件,滞納所帯数8108世帯,滞納額20億9700万円,資格証の発行は、義務づけられている。

おぜき市議:世帯主への助成や基本健康診断の無料化によって早期発見・早期治療を進めるべきではないか。

市当局:人間ドックや脳ドックの検診補助事業を実施している。補助は国保財政の現状から困難。

・・・

安心して預けられる保育所,保育園を

今日では、多くの家で母親が働かなくては生活できなくなっています。そのためにも、安心して預けられる保育所が求められています。現実は、保育士が働けるような労働条件が悪く、一歳児の保育士配置を3対1から6対1に後退させています。また、板倉保育所廃止を決め、民間保育所の建て替え補助金を削るなど進めています。

おぜき市議:保育士の配置を6対1から3対1に戻すべきでないか。

市当局:最低基準上の保育十配置数を基本的に配置し、さらに障害者保育・乳児保育・延長保育に市独自の加配を行っている。

おぜき市議:保育士を正規職員にせよ。

市当局:多様化する保育ニーズに的確、かつ柔軟に対応する保育所の体制が必要であり、適切な配置を行なっている。

おぜき市議:板倉保育所廃止の中止を。

市当局:足利市立保育所定員適正化等の基本方針にしたがって統合したもので、地元にも説明会を行っている。

おぜき市議:民間保育所への補助金を引き下げるのではなく、引き上げよ。

市当局:足利市社会福祉法人等の助成に関する条例、施行規則に従って行ったもので、民間保育所だけのものではない。

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在宅高齢者への支援強化をすすめよ

高齢者を取り巻く環境は、急速に悪化しています。各所で切実で深刻な事態がおきています。介護保険や支援施策が不十分であることを裏づけています。介護保険と高齢者福祉は、目的が異なり、別に考えるべきではないか。

おぜき市議:低所得者への保険料の減免と利用料の減免を広げるべきではないか。

市当局:減免については、制度の根幹にかかわることで検討したい。

おぜき市議:配食サービスと外出支援サービスは、介護保険と高齢者福祉に別けて進めるべきで、財源は介護予防生活支援事業費から支出すべきではないか。

市当局:減免と合わせて懇談会で総合的に検討したい。

おぜき市議:滞納状況はどうか。

市当局:1億1900万円の予定で、収入は8500万円。収納率は71%になっている。

おぜき市議:特養ホームの待機者への対応はどうなっているか。

市当局:在宅の待機者は317名で開設予定の100床で対応できる。

おぜき市議:移送サービスのレモンキャプを実施すべきではないか。

市当局:懇談会で検討していきたい

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こどもたちにゆたかな成長と生活を

 学校週5日制本来の意義は、こどもたちに休息と余暇の権利を保障することにあります。日本も批准した「こどもの権利条約」は、こどもの権利を認めその保障のために施策を講じるよう求めています。現実には、学童保育所や児童館など地域でこどもたちに豊かな成長や生活を与える場の貧しさがあります。児童館は、全市で4ヵ所しかなく立ち遅れています。学董保育指導員も29箇所中、21箇所が民間で非常勤職員です。

おぜき市議:休日の学校図書室の開放と専任の司書の配置により魅力ある図書室にすべきと思うがどうか。

市当局:図書室の開放は検討を進めているが、司書の配置は無理。

おぜき市議:小中学校の開放、廃校跡地を活用して専任指導員を配置したこどもの遊びの拠点にならないか。

市当局:市有の文化施設、体育施設の無料開放を積極的に進めている。廃校跡地については、活用検討委員会で協議中です。

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競馬場の廃止について

おぜき市議:足利市と栃木県との間の地方競馬の委託契約期間が2年から1年になったが、その後競馬場は廃止するのか。

市当局:競馬場を継続し、成果を見極めて判断したい。


傍聴しませんか.
問い合わせ:日本共産党足利市委員会:Phone & Fax 0284-72-7848

6月定例会日程
本会議・提案説明:6月5日
本会議・質疑と一般質問:6月12,13,14日

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